いとー録

備忘録的な発音で

『天才を殺す凡人』ー新しい人間関係の本

『天才を殺す凡人』ー北野唯我

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天才を殺す凡人

読みやすい本だった!

前回読んだ『転職の思考法』と同じく、ストーリーになっていて、スラスラ読めた!

内容としては、今までになかった角度から人間関係について考えさせられた。

 

以下、概要と感じたこと。

 

人間は「天才・秀才・凡人」に分けられる。

生きてきて感じる通り、その比率は天才<<<<<凡人である。

それぞれには異なる軸があり、

天才…創造性

秀才…再現性

凡人…共感性

となっている。

人間関係でうまくいかないのは、この思考の軸がずれているから。

自分がどの配役なのかを自覚せず、お互いが自分の軸で考えていると衝突が生じる。

 

だから、まずはこの配役について、正しく知るということが大切。

その上で、お互いのことを理解し、その特性を活かし、活用する。

 

人間関係で大事なことは自分との違いを受容することだと考えてきたが、今回この本を読んで、その違いについて深く知ることが出来た。

 

自分はおそらく秀才よりの凡人といったところ。

「最強の実行者」にギリギリなれるかなれないかという感じ。

それを自覚したうえで自分は「共感の神」でいたい。

天才だけでなく、全体の配役を正しく理解し、それを活かしていけるようになりたい。

自分に与えられた配役はもうそれで戦うしかないが、凡人が共感の神になることは可能だと思う。

 

人を動かすことは本当に難しいこと。

そもそもコントロールできるものではない。

でも、動かさないといけない、動いてもらいたい時はよくある。

そんな時は、自分の言動を変えることに注力していく。

この本の中に出てきた「自らの言葉で話す」という方法が本当に良い方法だと思ったし、今後自分が身に付けていきたい力だと思った。

難しい言葉とか、ややこしいデータとかを人は使いがち。

特に誰かに説得したり、プレゼンしたりするとき。

でも、本当に人に伝えたい時はそんな他人の言葉、便利な言葉を使っても届かない。

だから、自分の心から出た本心からくる言葉を人に伝えることが大切なのだと分かった。

具体的には小学生にも伝わる言葉でというもの。

確かにこの物語の中で主人公がこの方法で話した言葉には説得力があり、人を動かすような魅力を感じた。

これから、自分もそれを意識していきたい。

便利な言葉でありふれているこの世界でそ


れは簡単なことじゃない。

でも、だからこそ、その言葉一つ一つに重みが出てくるのだと思う。

 

天才を生かせられる最強の凡人でありたい。

 

~今回の変える行動~

☑接する相手がどの配役なのかを考えるようにする

☑本気で伝えたい時は小学生言葉で