『入社1年目の教科書』-大切な50の行動指針
『入社1年目の教科書』ー岩瀬大輔
実際に入社1カ月の僕が読んで思ったことは、
これは読んだ方がいい!
これまで、4社で働き、社会人13年目(この間にライフネット生命を立ち上げた)岩瀬さんが、これまで働いてきて大事にすべきと思う50の行動について書かれている。
正直、全部が全部を真似る必要はないと思うが、確かにこれはやっていった方がいいなと思うことが多い。
特に大前提として書かれている3つのことは、とても重要なことだと感じた。
①頼まれたことは、必ずやり切る
②50点で構わないから早く出せ
③つまらない仕事はない
特に②について、自分は実践していこうと感じた。
50点で構わないから早く出せ
多くの人ができるだけ100点を目指す。
それはもちろんいいことなのだが、時間をかけていては良くない。
仕事において納期というものは必ずあり、限られた時間内に最大の成果を生むことが必要になってくる。
1カ月かけて自分ひとりで100点を目指す人と、1週間で50点で提出し、上司に修正してもらい、100点に近づけていく人。
この二人では、後者の方がより大きな成果をより早く出せるはずだ。
またこの方法には大きなメリットがあり、その都度軌道修正ができるのだ。
一人で100点を目指している人は、頑張っていても「実はやっている方向性が全く違う」という危険性もある。
その点すぐに出す人はその時点で間違いに気づき、修正していくことが出来るのだ。
そんなの上司に迷惑だという人もいるかもしれないが、仕事というのは総力戦だ。
答えを出すときに、受験のように、最後は一人でやらないといけないなどというルールはない。
周りを巻き込んででも、結果を出せるか出せないか、それが大切なのだ。
その巻き込むため、そしてそれにより、より良い結果を出すためにどうすべきかが、50個の行動で示されている。
自分に必要に感じるものを見つけ、実践していけば必ず結果につながるだろう。
質問はメモを見せながら
メモを取り、それを見せながら質問することで得られるメリットは3つ
①下調べができる
②思考が形として残る
③調べてから聞いたということが伝わる
これは50点でいいから早く出せというところに通ずるものがあるとも思う。
すぐに出せと言っても、何でもかんでもすぐに聞いていたら、上司からすると鬱陶しい。
自分で調べて分かることであれば解決すべきだし、わからないことに関しても「ここまでは分かったのですが、ここで詰まっています」と伝えれば答える方もそれほど不快な思いにはならないと思う。
周りを巻き込んで成果を出すには、巻き込める人間関係を作っていかないといけない。
これはそのためにも重要なことだと感じた
惚れ力+感動を伝える+いいところは真似る
上記でも述べたように、周りを巻き込んでいくためには、良い人間関係が必要不可欠である。
そのために、今後やっていきたいと感じたのは、人の良いところを見つけて伝えていくということ。
嫌いな人や苦手な人を目の前にするとどうしても、悪いところが目に入っていまう。
しかし、どんな人にもいいところがあり、そこを見つけようとすることで、その人への興味が湧き、それがゆくゆくは好きという気持ちに変わる。
好きという気持ちは、前向きに行動できることに繋がる上、その気持ちは相手にも伝わりやすいものだ。
見つけた相手の良いところは、自分に活かせるものであれば積極的に取り入れ、真似をする。
また、良いと思ったことは相手にきちんと伝える。
ゴマをするとのは違い、本当に感動したり、良いと思ったことはその場で素直に伝えるということだ。
それが良い人間関係に繋がる。
どのように働くかは人それぞれ。
それによって1年目の過ごし方もそれぞれだと思う。
仕事に熱意を持って働きたい、何か成し遂げたいと思うのであれば、この本を手に取って、少しでも自分の力をつけるための行動を知り、実践していくことは結果的に近道になると思う。
~今回の変える行動~
1.50点でいいから早く出す
→メモを見せながら質問する
2.人の良いところを見つけ、真似る、伝える