ふるえる瞬間をつくる
伝え方が9割」佐々木圭一
“人生とはどれだけ呼吸をし続けたかで決まるのではない
どれだ心がふるえる瞬間があるかだ”
この本の中で紹介されたアメリカの牧師ボブ・ムーアヘッドの言葉の一節である。
この言葉を見たとき、まさにふるえた。
うまく言葉を伝えることができる人、なかなか思うことを伝えられない人。
この本では思いを伝えることができるのはセンスの良し悪しではなく、技術の有無であるという。人の心に響く名言やコトバには共通点があり、それを理解し使うことができれば誰でも感動的なコトバは作れるのだと。
具体的にどういう共通点があり、そこからどう言葉を作ればいいか、そのレシピがわかりやすく載っている。素直に受け入れ実行すれば誰でもできるような簡単なものばかりだ。
まず、“強いコトバは作れる”ということを理解することが一番大切だと感じた。伝わる力はセンスではなく技術。それをまず理解する。これが伝える力をつける第一歩だ。
その後はこの本に書いてあるまま実行するのみ。様々な方法が載っているから自分に合うもの、よいと思うものを試せば良いし、それほど難しいものではないものばかりだ。
ここまで読んでわかる通り、私はまだこの技術を習得できていない(笑)
これから読んだ本の感想をここに書く上で意識して使っていくことで徐々に身につけて普段の生活でも自然と使いこなせることがでこるようになればと思っている。
世の中の情報量はたった10年でなんと、530倍も増えている。この情報が洪水している世の中でいかに自分の伝えたい思いを流されずに見つけてもらい、人を動かすほどの力をもてるか。それは想いの強さはもちろん、それをより伝えられる技術を持っているか。ここにかかってくるのだ。
それもただ伝えるだけじゃない。
相手の心をふるわせる。
そんなコトバを作り出すのは紛れもなく
“伝える技術” なのである。