いとー録

備忘録的な発音で

価値観の違い

ちょっと人に対して不満があったから備忘録。

 

価値観って大事だと思う。

 

「価値観が違うとうまく付き合っていけない」

恋人の条件は価値観が同じ人」

 

なんてことはよく言われることだ。

 

確かにそうだと思う。

あまりにも価値観が合わない人と一緒にいると、違和感や嫌悪感を感じてしまう。

「そんな言い方するなんて信じられない!」

「なんでそんなことするんだ!」

相手の言動が理解できずに腹を立て、声を荒らげることだってあると思う。

 

だからといって

価値観の違う人とは絶対にうまくやっていけないか?

 

そうではないと思う。

 

価値観というのはそれぞれの人の考え方の違いである。

違いであって、間違いではないのだ。

その人の中の正義と自分の正義が必ずしも同じものを指すとは限らない。

 

例えば、母に新品の靴を買ってもらい、嬉しそうに

「大切にする!」

と言う兄弟がいた。

 

兄は靴を毎日手入れし、たまの特別な日しか履かない。

弟はどこに行くにしても、なにをするにしてもその靴を履き、破れて履けなくなるまで履き倒した。

 

どちらが靴をより大切にしただろうか?

 

兄は靴をつかわずにもったいなくないのか?

弟はすぐに履きつぶしてもったいなくないのか?

 

同じものを同じように大切にすると言ったものの、

その大切にする気持ちの大きさが同じだけであったとしても、

彼らの行動は異なる。

 

これが価値観の違いなのではないだろうか。

 

どちらがあっている、間違っているなんてつけようがない。

 

それこそが価値観の違いなのではないだろうか。

 

 

ここからが今日思ったことで

だったら、彼らはうまく付き合っていけないのか?

ということ。

 

兄が弟にすぐに壊して申し訳なくないのか!?と腹を立てる。

弟が兄に使いもしないのに買ってもらうなよ!と笑う。

 

こうなってしまってはうまくやっていけないだろう。

 

どうすればいいのか

簡単なこと

認め合えばいいのです。

 

彼はそういう考えなのだと知って認めてしまう。

それが彼なりの価値観なのだと。

そうすれば特に腹を立てることもなくうまくやっていけるに違いない。

世の中の

「あいつとは価値観があわない!」の多くは相手の価値観を知らず、認めていないから起きていると感じる。

 

価値観を認めるためにはまず、相手の価値観を知ること。

価値観を知るためには相手のことをちゃんと見て、話して知ることが重要だと思う。

中でも手っ取り早いのが直接本人に聞く。


「どういう考えでそうしたの?」と。


世の中のいがみ合ってるカップルたちよ。 

部下に腹を立てている上司よ。

このたった一言で解決する問題も山ほどあるのではないだろうか。


ハナから「こいつとは価値観が違う!」と遠ざけていては決して成しえないことだ。

 

相手の価値観があまりにも理解できない、許容の範囲を超えている、

そんな時は、

そんな時だけは、価値観が合わないと言っていいと思う。

 

少し価値観が違うだけで、

あいつとはうまくいかないと切り離すのではなく、

その価値観について知り、認めることさえできれば、

人間関係もうまくいくし、幅も広がるのではないだろうか。

 

 

知って、認める

そんな簡単なことで、今苦しめられている悩みから抜け出せるかも?